2011年4月29日金曜日

永住外国人地方参政権について(メッセージ55)

日本に在住しておられる外国籍の方々に、地方参政権を認めることがどういうことなのかについて、お話させていただきたいと思います。

まず皆様に考えてみていただきたいのは、国に対する責任の重さの違いについてです。
日本国籍をお持ちの皆様であれば、例えどのようなことがあったとしても、法で定められている責任から逃れることは出来ません。
ですが、外国籍の方々は、ご自身の都合が悪くなったら本国へ帰ることも出来ますし、どこか他の国へ移住したところで、何の責任も問われることは無いのです。
国民としての責任が無い為、逃れることが可能なのです。
日本国内に在住している間に、外国の方に対して定められた法を守ればよいだけなのです。
日本国籍を持っておられる方々とは別の枠組みで考えられ、負っている責任も少ないのです。
にもかかわらず、日本国籍を有しておられる方々と同じ権利を欲するというのは、お門違いというものです。
国家間同士で共通の法を定め、同じフィールド上で物事を考えられるだけの信頼関係や、協力体制がシステムとして出来上がっている場合は別でしょうが。

権利が欲しければ帰化すればすむことなのです。
そこには国民としての責任が伴っているのですから、当然の権利といえるでしょう。
帰化できない場合もあるでしょうが、それはその方が信頼に足る人物と判断されなかったからであり、許可しない日本が悪いというものではなく、信頼していただけないご自身の未熟さや身勝手な考えに気付く必要があるのです。

私どもが、外国籍の方と日本国籍を有する方を明確に分けて考えるのは何故かと申し上げれば、責任の重みや国に対する思いに違いがあるからなのです。
乱暴な言い方をすれば、外国籍の方は在住国に対して多少いい加減な考えで暮らしていたとしても、いざとなれば捨ててしまえばよいのです。
そのような方々に参政権を認めれば、政策に口をはさんだ挙句、結果として国に混乱が生じた場合、居心地が悪くなれば責任をとらないで逃げてしまうでしょう。
例え地方参政権だからといって、甘く考えてはなりません。
それぞれの地域が集まって一つの国家を形成しているのですから、国政とも無関係ではないのです。
これらは外国籍の方々全てに当てはまる訳ではありませんが、わきまえておられる方はそのような無理な要求はしないのです。

もし(外国人に)参政権を認めるのであれば、日本国民と同じだけの責任を負っていただく必要があるでしょう。
でもそのようなことになれば、もし戦争などがおきた場合、日本国民と同じ責任を負っているわけですから、日本の方々と共に戦う必要がでてきます。
もし争っている相手の国が外国籍を持つ方の本国であった場合には、親兄弟に銃を突きつける結果になるのです。
同じだけの責任を負うというのはそういうことだと思われますが、皆様はどうお考えになるでしょうか?
外国籍を有していながら日本国民と同じだけの権利を認めてしまうのは、今の世界情勢ではとても難しいことなのです。
もっと皆様が霊的に成熟し、互いに尊重しあえる関係を育んだ時、初めて実現するでしょう。
長期的に見ればとても良い考えなのですが、今の世界情勢や、皆様の状況を考えた上で決断する必要があるでしょう。

以上の事柄について、皆様によく考えてみていただきたいと思います。

(2008年1月12日)





これは以前メッセージ15メッセージ26メッセージ39とも非常に関係の深い、『外国人地方参政権』についてのメッセージです。
この問題については、既に関心を持って危機感を募らせている方々の認識と、基本的には多くの部分で重なるのではないでしょうか。
この問題について管理人から一言申し上げますと、『国籍の意義』について考えを深めていただきたいと思います。
それから、外国人への参政権付与推進派の方には特に考えていただきたいのが、外国人に参政権を与える対価としての義務は、一体何かということです。
日本国民は国家と一心同体である為、国家と運命を共にする――という義務を負っております。
ですから、国民は自分自身の身を守る為に、国家の繁栄に尽くさなくてはなりません。
それでは、(例え永住者とは言え)外国人に日本国民と同様の義務を負わせることが出来るでしょうか。
国民が負っている義務を課さずに、国民と同様の権利だけを付与するのは、不当な外国人優遇であり、日本国民に対する『差別』ではないのでしょうか。
ましてや、日本の国政を司る国会において、この様な政策を推進する日本人(国会議員)が少なからず存在する――そんな日本の危うさについて、主権者である国民一人一人がよく考えてみる必要があると思います。

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