2011年4月26日火曜日

身体や精神を健康に保つことの大切さ(メッセージ28)

今回は、身体と精神を健康に保つ事の大切さについて、お話しさせていただきたいと思います。

以前、五感についての通信メッセージ14でもお話しさせていただきましたが、肉体が傷つきますと霊体からの信号を受ける事が困難な状態になります。
その結果、霊体の意識に関わり無く、肉体の機能のみにより活動する結果になってしまうのでございます。

精神的に病んだ場合も同様に霊体からの信号を受け難くなります。
その際厄介なのが、他の霊からの干渉を受けやすくなっている事なのでございます。

それがどのような弊害をもたらすのかと申しますと、霊体の意識としては成長に繋がる活動をしたくても、身体や精神が言うことを聞かない為に成長が遅れてしまうという事なのです。
もう一度地上界での経験を積む必要性が出てきます。
本来ならば学び終えているはずの経験を繰り返す事になってしまうのです。

そのような事にならない為にも、身体と精神を健康に保つ必要があるのです。

肉体の場合は一度失った機能を元に戻す事は、今の地上界におきましては大変難しいのですが、精神につきましては自我を強く保つ事で他の霊からの干渉が無くなり、改善することが可能でございます。

そこで注意していただきたい点がひとつだけございます。
前世からのカルマにより何らかの障害が生じている場合は、カルマが解消されるまで改善することはございません。
その経験を通して学ぶ必要があるのです。
この事をよくご理解いただきたいと思います。

これらの事を踏まえた上で、ご自身の健康に気を付けていただけたらと思います。

(2007年12月19日)





このメッセージも、メッセージ19メッセージ20と同様に、私たちの日頃の生活に密接な関係のある、精神と肉体の健康を維持することの重要性についてです。
一度失った肉体的機能の回復は困難でも、精神的傷害は『自我を強く保つ』ことによって回復可能との事ですので、その点についてのさらに詳しい説明を求めました。
また、カルマについての言及もありましたので、その点を加味した以下の質問に対して回答を得ました。





メッセージ28を受けた質問と回答


[質問]

一度失ってしまったら回復の難しい肉体の機能と比べて、精神的な傷害は『自我を強く保つ』ことで改善できるとのことですが、『自我』とは人間にとってどの様なものなのか、そして『自我を強く保つ』とは、具体的に何をどのようにすれば良いのかについて、もう少し詳しく教えていただきたいのですが。
また、カルマについて言及されておりますが、自分自身が現在置かれている状態が、どのようなカルマの影響を受けているのかを知る方法がありましたら、合わせて教えていただけますか。
自分自身がどの様なカルマの影響を受けているかを知る手がかりがあれば、そこからカルマを解消する方法を導きだせるでしょうし、その方法を実践することによってカルマが解消され、その人の成長に繋がると思うのですが、いかがでしょうか。


[回答]

自我について判りやすく説明致しますと、多くの方々の中にありながら“己をはっきりと認識”出来る状態のことなのでございます。
周り状況や意向に流され、その事に疑問も抱かず、ただ、繰り返す状態の方々があまりにも多いのでございます。
例え賛同される場合であったとしても、ただ流されるのではなく、“ご自分の考えに基づいて判断”しているのかがポイントになってまいります。
“ご自分の考えに基づいて判断”している事が、“自我を強く保つ”事に繋がるのでございます。

カルマについてでございますが、基本的にはご自身の置かれている状況を“よく観察する”ことで見えてまいります。
はっきりとした事が分かる訳ではございませんが、大まかな輪郭は見えてまいります。
それらの情報を基に、ご自身でよく考えてみる必要があるのです。
ただ教えて貰うだけでは意味が無いのです。
少ない判断材料の中から、ご自身で答えを導き出す事が重要なのです。

(2007年12月19日)





一連のメッセージの中で『自分で考えること』の重要性については、繰り返し強調されておりますが、ここで『自分で考える』ことが『自我を強く保つ』ことに繋がるとの指摘がありました。
メッセージ28で、精神的な病んでしまった場合についても触れられておりますが、精神的な病を抱える人が多い――そして更に増加しつつある――と言われる現代を生きる私たちにとって、とても重要な指摘ではないかと思います。
また、カルマについては観察力が問われてくる点が上げられておりますが、少なくとも現在の私たちが前世からのカルマについて詳しく知る術はなさそうです。
しかし、裏を返せば、現在の私たちにとっては、自分の抱えているカルマを余り気にする必要がない――だからおぼろげな輪郭だけで十分――ともいえますので、カルマを気にするよりも『今日これからを前向きに生きる』方が重要なのでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿