とても微弱で細かいイメージまでは伝わってこなかったので、『このことは果たして文章に残しておく必要があるのだろうか?』とずっと悩んでおりましたが、どうにも気になって仕方がないので、戦争の被害でお亡くなりになられた方々の意思であると思い、書き記しておく事にしました。
先日、『南京の真実』の第一部の上映会が開催されましたので観に行ったのですが、その映画の中で、空襲や原爆の被害に遭われ、お亡くなりになられた方々の写真が映し出された時、被害に遭われた皆様の感情が流れ込んできたのです。
それはとても不思議なことに、純粋に『悲しい』というものであり、彼らの纏うエネルギーはとても澄んでいて、嫌なものを感じさせるものは何一つなかったのです。
『恨み』や『憎しみ』、『苦しい』や『痛い』などの重苦しい感情は一切伝わってこなかったのです。
それがなぜなのかは分かりませんが、本当に『悲しい』という思い一色でした。
これが何を意味しているのかとても気になっているのですが、私にはよく分かりません。
しかし、一つの考えを訴えてくる方がおられるので、その内容を書き記しておきたいと思います。
*
戦争被害に遭われた方々の思いを感じる時、私はこう思うのです。
日本は今後、どのようなことがあろうとも、怒りに我を忘れ、憎しみに支配される事なく、必ず平和な道を自ら選び取る事だろうと。
なぜなら、大変苦しい時代を生き、そして被害に遭われ亡くなられた方々の唯一の望みは『全世界から悲しみを無くすこと』であるからなのです。
なぜ彼らが『悲しい』という思いを抱き続けているのか、皆様にはお分かりになりますか?
未だに世界から戦争による被害が無くならないからなのです。
彼らは、同じ経験をしている人々を見ると、自身の経験と重なり合い、悲しくて悲しくて仕方がなくなるのです。
戦争だけではありません、平気で人を欺き、命を奪う事件が横行しております。
それらの命を軽んじる行為は、彼らにとって悲しみ以外の何ものでもありません。
彼らは常に平和を願い、その強い思いをエネルギーと変え、世界中を包み込もうと必死の思いで尽力しているのです。
この世界から戦争や殺人を無くしたいと思っているのです。
彼らは復讐したいのではなく、この世界から悲しみを消し去ってしまいたいのでしょう。
そのようなエネルギーを発している日本という地は、とても暖かく優しさに満ちているのです。
だからこそ、日本は戦いではなく平和に繋がる道を選び取ってゆくのだろうと私は思うのです。
ですから何も心配してはおりません。
思いの力はとても大きいものです。
どうかこの慈愛に満ちた暖かなエネルギー溢れた地を大事になさってください。
皆様はこの暖かな優しい慈愛に満ちた大地に根付き、今を生きているのですから。
*
どなたが送ってこられたメッセージなのかは分からないのですが、この日本という地は、優しく暖かな力に包まれ、またそれらの力を世界中に向けて発しているとの事なのです。
日本に霊界と地上界を繋ぐ拠点があることを考えば納得のゆく話ではあるのですが、皆様はどうお考えになるでしょうか?
(2008年3月13日)
このメッセージが送られた経緯については、既に霊媒Mに説明していただきましたが、管理人が始めてこのメッセージに眼を通した時、「このメッセージの送り主は戦争被害者本人の霊ではない」と思いました。
元々霊媒M宛にメッセージを送る通信霊は、一連のメッセージをご覧いただければお分かりの様に、少なくとも私たち人間に宿る霊よりは成熟度が高いと思われる霊からの通信が主ですから、人間と比べれば感情的な起伏は少なく、常に冷静で落ち着いているとの印象が強いのは事実です。
また、同時期に【東条英機と名乗る霊からのメッセージ】を受けており、その霊もメッセージの内容からある程度の霊性の高さが伺えるのですが、同時に「あぁ、本当にこの霊が経験したのかも知れない……」と思わせる側面が垣間見えるのです。
ところが、上記のメッセージについてはその様な印象が一切感じられませんでしたので、このメッセージに対する判断は一時保留にしておりました。
その後、【日本人の選択】のメッセージが送られ、こちらの方が明確な印象でしたので、その時点で『日本人の選択』を『戦争被害者からのメッセージ』として公開するつもりだったのです。
それがつい先日になって、「どちらのメッセージも一般に公開された方が良いのでは?」との霊媒Mの助言を得て、この度皆様にお披露目することとなりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿