2011年6月20日月曜日

日本国が目指した未来(明治天皇・大正天皇・昭和天皇と名乗る霊からのメッセージ)

『台湾の方々に対してのメッセージを』との要望がございましたので、台湾統治時に私どもが抱いておりました、台湾を含めましたアジア地域全体の未来像というものについてお話させていただきたいと思います。

そのお話をさせていただくためには、まず、当時のアジア地域の方々が、欧米諸国の方々によって、どの様な立場に置かれていたのかを知る必要がございます。
勤勉な皆様には、既に良くご理解いただけているものと思われますが、当時アジア地域は欧米諸国の植民地として大変苦しい生活を強いられている状態でございました。
人として扱われなかった事も多々あると伺っております。
私ども日本人も、欧米諸国の方々から見たときに、『蛮族』という位置づけにあり、対等に見られていないのは明らかでございました。

もちろん、欧米諸国の全ての方がそのように酷い方々であったという訳ではございません。
個々の方々によって、様々な考えを持っておられた事でしょう。
ですから、欧米諸国の方々が全て同じであったと考えるのは、今後、世界の中の一国として日本国が参加してゆこうとする時に誤った答えを導き出しかねないので、事実は事実として、良い事も悪い事も冷静に受け止められるような柔軟な姿勢が必要となってまいります。
どこに生まれ暮らしていたとしても、心優しい方もいらっしゃいますし、逆に犯罪に手を染めてしまうような方もおられるものです。
ただ、一国として見たときに、より大勢の方が常識として考えている事が、その国の国民性として他国の方々に認知されるようになってゆくのです。
そこの所を常に頭に入れておく必要があるでしょう。

さて、話が少々逸れてしまいましたので、戻したいと思います。
そのような、多くの事情がございまして、日本国としてはまず、欧米諸国に『対等に付き合える国』として認めていただけるように、文化的にも政治的にも、そして軍事面や技術面でも早急に近代化を施し、彼ら欧米諸国に追いつく必要があったのです。
そのような努力の甲斐もあったのでしょうか、日本国はある程度認められつつあるように見受けられました。
ですが、やはりどこか、越えられない一線というものが存在していたように思います。
越えられないというよりは、『越える事を許されない』というほうが正しいかもしれませんが…。

日本一国で、欧米諸国と渡り合うには少々無理がありました。
長期的なことを考えて私どもは、アジア地域の方々と協力して、世界の一員として欧米諸国に認めていただけるようになることが一番良い方法であると考えました。
その一環として、日本国による台湾統治や韓国併合などが執行される事となったのです。

ただ、事を急くあまりに、『現地の皆様のご意向を充分に酌んで事を運ぶ』という配慮に欠けてしまい、私どものやり方を押し付けてしまっていたように思います。
その事に関して、大変申し訳なく思っております。

私どもが目指していた未来は、全ての国々が等しく参加し、共に世界の一員として、この世界を形作ってゆける世界秩序を気付き上げることにありました。
一部の方々による偏った支配意識は、やがて世界を歪ませ、秩序は崩壊し、いずれは立ち行かなくなってしまう事が目に見えて明らかであったからです。
そして、それを欧米諸国の皆様に認めていただくには、近代化した国の実現が必要であると考え、アジアに対する政策を推し進めた結果、世界の変化とともに大東亜戦争に突入し、アジア各国の皆様にも日本国民の皆様にも、多大な被害をもたらす結果となってしまいました事、大変申し訳なく、この場をお借りいたしましてお詫びさせていただきたいと思います。

この世界の中の一員として生を受けた以上、皆等しく尊い命である事は明らかであります。
世界中の皆様がそのような考えを常識としてとらえ、平和で安定した日々を送れる世界を一日も早く実現できるよう、私どもも精一杯尽力してゆく所存でございますので、どうか皆様も諦めることなく努力し続けてください。
いつか必ず、その努力が実を結び、大輪の花を咲かせ、大勢の皆様の笑顔で溢れる日が訪れることでしょう。

最後に台湾の皆様へ一言お伝えしたいと思います。
統治時代を経る事により、台湾の皆様の人生に大変大きな影響を与えてしまう事となりました上に、最後まで責任を持つ事も出来ず、大変申し訳なく思っております。
皆様、様々な思いを抱いておられる事でしょう。
ですが、そのような中にあっても、日本国を慕い、愛情を抱いていただいている事にとても深い感銘を受けました。
台湾国民(※)の皆様と日本国民が、今後良い関係を築き、共に良きパートナーとして協力してゆける日が一日も早く訪れますように、私どもも非力ながらご支援申し上げてゆく所存にございます。
どうぞ、諦めることなく、皆様ご自身が信じた道を歩んでください。
明けない夜はありません。
そして、夜明け前が一番暗いものなのです。
今、台湾の皆様は大変苦しい状況に置かれておりますが、必ず、日は昇る事を忘れないで下さい。
誠実な行いには誠実な結果が訪れ、不実な行いには不実な結果が訪れるのです。
どうかそのことを忘れないで下さい。
皆様の上に常に平穏と癒しがありますように。

長い時間お付き合いいただきまして、まことに有難うございました。

※ 私どもは、世界情勢がどうあろうと、台湾を一国として考えております。
  そのため、『台湾国民』と表現させていただきました。

(2009年4月28日)





この度、歴代の天皇陛下を名乗る霊より、台湾国民の皆様に向けてのメッセージを頂くことになった経緯を、簡単にご説明致します。

先日、NHKにて放送された番組『JAPANデビュー』において、台湾の近代史を取り扱った放送がありましたが、その内容が「日本は当時の台湾に対してとても酷いことをした」という偏った視点のみから描かれており、近代の日台関係を著しく歪めてしまっている——との批判が上がっていることに関係します。
これまでの日本が辿った歴史的な経緯や、周辺諸国との関係から、日本の近代史は今なお『歴史問題と称した政治問題』として扱われており、国内でもなかなか見解の一致を見ない繊細なテーマだと思います。
またNHKは、日本の近代史について、「日本は当時のアジア諸国に対してとても酷いことをした」という一方的な視点で描いた番組を、従来より度々放送して来ましたが、今回は番組に出演し、日本の統治時代の経験についてのインタビューを受けた台湾人の方々ご自身から、「放送された番組は『日本人に酷い扱いを受けた』旨の部分のみを放送し、私たちが最も訴えたかった部分は放送されなかった」と、怒りの声が上がりました。
その様な流れを受けて、他局で行われた台湾追跡取材において、実は日本統治時代を懐かしんでいる台湾人の方がかなりおられるという実態が明確に捉えられておりました。

実際に日本統治時代を振り返る台湾のご老人の声を耳にするにつれて、以前【日韓併合に際して抱いた思い】で、朝鮮半島の人々に対して特別の思い入れがあることを表明した明治天皇様ですから、台湾人の皆様に対しても何か特別の思いをもたれているのではないかと推察し、台湾人の皆様に対してメッセージがあればお伺いしたいとお願い致しました。

その要望を受けてもたらされたのが上記のメッセージです。

当初は管理人も想定していなかったのですが、明治天皇様を始めとして、大正天皇様、昭和天皇様の連名でメッセージを頂けましたことは嬉しい驚きでありました。
特に、大正天皇様はこれまでメッセージの発信を控えておられましたので、この様な形で大正天皇様のご意向の断片でもお伝えできることは、誠に喜ばしい限りでございます。

なお、繰り返しお断りしておきますが、上記のメッセージは歴代の天皇陛下を名乗る霊が、霊媒Mを通じてもたらしたメッセージであり、私たち(霊媒Mと管理人)には、その正体が本当に歴代の天皇陛下の霊であるのか、あるいは天皇を騙る別の霊であるのかについて、詮索するつもりはございません。
上記メッセージの送り主が天皇陛下の霊でなくとも一向に構わない——という立場は従来通りであります。
とはいえ、既にメッセージの内容をご覧の皆様には、メッセージの送り主がどの様な存在であるのかについて、大まかには想像して頂けるのではないかと思います。
何よりも重要なのは、メッセージの内容そのものですので、ぜひメッセージを熟読された上で、送り主の意図を汲み取って頂ければと思います。

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