2011年6月21日火曜日

真の平和とは?(広島における原爆被災者の皆様からのメッセージ)

このように、皆様に直接お話させていただける機会をいただけました事にとても感謝しております。
皆様には是非、これから私どもがお話させていただきます『平和』についてよく考えていただき、ご自身なりの答えを模索してみていただきたいと思っております。

今、日本で暮らしておられる皆様の言葉に耳を傾けてみますと、『平和』というものは、争いや摩擦の無い状態を指して語られているように思われるのですが、いかがでしょうか?
確かに、争いや摩擦が無い状態は表面的には『平和』と感じ取れるかもしれません。
しかし、今の日本は色々な問題を抱えているにもかかわらず、隣国との摩擦を避けるためにかなり譲歩をしているように見えるのですが、皆様はどう思われますか?
そのために、日本国民は多大な不利益を被り、国内では不満が噴出しつつあるように思われます。
この状態は、果たして本当に『平和である!』と胸を張って言える状態なのでしょうか?
私どもから見ても、今の日本の状態は決して『平和』な状態とは言えない、まがい物ではないかと思えるのです。

『憲法九条があるから今の平和が保たれている!』と、まるでお題目のように唱えている方々もおられますが、一体どこを見てその様なことを仰っておられるのか、私どもには皆目見当がつかない理屈で活動をしておられるようです。

確かに私どもは戦争により命を失いました。
被害者の中には未来ある若者や子供も大勢おりました。
ですが、今、霊界で共に活動をしている仲間は、誰一人として政府や役人が悪かったとは思っていません。
皆、日本を守る為に必死に生きていただけであり、私どもも共に戦っていたのだと認識しております。

政府や役人を悪者にして、ご自身の義務や責任については全く考えておられない方が、今の日本におられるという事実はとても悲しく、『事実を見ようともしないその無責任な態度こそが罪である』と私どもは考えます。
現在の政府の皆様も役人の皆様も、本当に、懸命に日本と世界の繋がりやこれからの日本のあり方についてよく検討し、実現に向けて努力しておられるように思います。
その事を皆様は良く理解する義務があるでしょうし、協力してゆく責任が課せられていると思います。
だからこそ、日本国民であるからこその保護や権利と言うものが国から与えられていると思われ、選挙権などもその『権利』の部分に含まれるものであると思います。
よって、選挙権を有するという事は、『日本人としての義務や責任を果たすという約束のもとに与えられる特権である』と私どもは認識しておりますが、皆様はどうお考えになりますでしょうか?

確かに、今の日本は戦争をする事もなく、一見平和であるかのように見えるのですが、実際は、事実から目を背け『平和であると思いたい』と言う希望や、『責任を負うのは面倒である』と言う堕落した考えのもとに成り立っている解釈のような気がしてならないのですが、いかがなものでしょうか?
実際の日本の現状をよく観察してみれば、そんな悠長な事は言っていられない状態である事が良く理解できると思います。

皆様は一体、日本をどの様な未来へと導くつもりなのでしょうか?
そこの所をよく考え、過去から現在、そして未来へと日本の姿を思い描き、実現に向けて現実的な活動をする必要があるのではないのでしょうか?
それこそが保護と権利を与えられた国民の義務であり、責任であると思われます。
政府や官僚の揚げ足取りばかりしているのでは、日本は良くなるどころか崩壊してしまうでしょう。
皆様はそこの所をよく反省し、考え方を改めなければなりません。

少々話が本題から外れてしまいましたので、戻したいと思います。

今の日本は、隣国から不当な要求を受けているにもかかわらず、自らが譲歩する事で国家間の摩擦を避けているように見受けられますが、その様なことをして摩擦を避け続けても本当の意味で『平和』な状態を築く事はできません。
互いの意見を戦わせ、議論を重ね、互いにとって納得のゆく落としどころを模索する必要があります。
どちらか一方が例え全てでは無いにしても、殆どを受け入れるようなやり方では、真の平和は訪れる事はなく、相手を増長させてしまい、かえって自らの首を絞める結果となるのです。
真に平和的な関係を望むのであれば、価値観の共有化は不可欠であり、それ以外に実現の道は無いでしょう。
この、価値観の共有化の為に、現在の政府はとても努力しているように思います。
皆様には、是非、今の政府がどの様な事を実現しようとしているのかをよく勉強し、協力して行けるようになっていただきたいものです。

今の日本の状態を観察しておりますと、努力をしている方々が蔑ろにされ、支援者がまだまだ少数であるように見受けられましたので、現在の政府に対する記述が多くなってしまいましたが、ここでお話した事は私どもの思いであり、願いである事に間違いはございません。

今回、私どもも、天皇陛下(明治・大正・昭和)や靖国の英霊の皆様が今霊界で行なわれている活動にご協力させていただく事になりました。
今後も皆様にお話させていただく事があると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
因みに、このメッセージは、今回天皇陛下や英霊の皆様の活動にご協力させていただく事になりました、広島における原爆被災者の集団の考えに基づくものであり、他の場所で活動しておられる原爆被災者の皆様や、今も日本にお暮らしの被災者の皆様の考えは含まれておりませんので、ご了承くださいませ。

最後まで私どものお話にお付き合いいただきまして、まことに有難うございました。
一日も早く世界が平和になる日が訪れますように。

(2009年7月10日)





私たち(霊媒Mと管理人)の私的な事情により、更新の時期がかなり遅れてしまいましたが、去る(2009年)5月の大型連休を利用して、私たちは広島を訪ねました。
高速道路が『一律千円キャンペーン』で混み合う中、首都圏から新幹線で四時間程度の快適な旅だったのですが、この度広島へ赴いたのは単なる旅行とは別の目的があったのです。
その目的の一つには、「広島に原爆が投下された当時の被災者の霊である」と名乗る皆様のお招きを受けた事があります。
更には、このところ霊媒Mに対して頻繁に通信をお送り頂いている『昭和天皇と名乗る霊』より、「原爆の被災者となられた方に是非とも言葉を掛けたい」とのご意向を示されましたで、以前【覡としての天皇の役目】や、【皆さんに知っておいて頂きたいこと】でご紹介したエピソードと同様に、昭和天皇霊のエスコート役を務める目的も兼ねておりました。
被災者の霊の皆様には大変お喜び頂き、「生きている間は自分の目でお姿を拝見することも叶わぬと思っていたのに、亡くなってからこの様な形で天皇陛下にお目にかかれるとは思いませんでした」という感想を述べた方もおられたようです。
なお、メッセージの最後に述べられておりますが、この度被災者の霊の皆様と霊媒Mの間に“道をつけ”ましたので、今後広島の被災者の霊の皆様からの通信をご紹介する機会も度々訪れることと思います。

また、今回の旅行では新たな試みにも挑戦して参りました。
広島で原爆の被害に遭われた皆様の話を伺い、また被災した当時の面影など完全に払拭されたのではないかと思えるほど、地域の中核都市として見事に復興を遂げた現在の広島を見て、一体どの様な感想を抱いたのかを、この場所に馴染み深いある人物の霊に伺うという試みでした。
その人物とは、広島に原爆を投下する命令を下した、大東亜戦争当時の米国大統領です。
その際には、霊媒Mを通じて『トルーマン大統領の霊』を指名してご登場願い、原爆と広島に関する話や、米国の霊界事情(生前アメリカ人として生きた方が、死後どの様な活動をしているのかなど)について、興味深い話を伺うことが出来ました。
今回のメッセージとは趣旨が異なりますので差し控えますが、いずれ別の機会に公開できればと思います。(『銀の紐』にて、記事【トルーマン霊との対話】として掲載)

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