2011年6月13日月曜日

日本人の選択(戦争で亡くなられた方のメッセージ)

日本国民の皆様に是非ともお願いしたいことがございます。
かつては日本でも戦争が行われていた時代がございましたが、皆様には同じ過ちを繰り返さないようにしていただきたいのです。
私達と同じ悲しみを抱く人達がこれ以上増えないようにと、出来うる限りの努力をしているのですが、世界中の人々が平和に過ごせる日が来るのは、まだ先になりそうです。
どんなに私達が力を尽くしても、皆様が平和を望んで努力しなければ、私達がお届けしているエネルギーも、世界中に広がってゆかないのです。
戦争は、悲しみや苦しみ、怒りや憎しみを生み、人々の心を貧しくしてしまいます。
日本の皆様は私達が戦災で逝ってから六十数年の間戦争をしていません。
ですから、平和に暮らせることが如何に素晴らしいか、よくご存じのことと思います。
それに、豊かであることの素晴らしさもお分かりのことと思います。
今はまだ、物質面の豊かさに目が向きがちの人の方が多いかもしれませんが、心が満たされて豊かな状態がどの様なものであるのか、お気づきの方も少なからずおられるのではないでしょうか。
日本国民の皆様は、そのような心が満たされた幸せな状態を周辺諸国の方々と分かち合い、共有出来るだけの技術も度量も十分に備わっております。
後は、国民の大多数の方がその事実に気付き、実践してゆく方向に向かうことが出来れば、少しずつ戦争をする国が減り、共に豊かさを共有出来る道を模索するようになるでしょう。
そうなった時、人々は悲しみの涙ではなく、喜びの涙を流すようになるのです。
そのための第一歩を踏み出すのは、皆様日本人なのです。
その記念すべき日が一日も早く訪れる様に、これからも努めてまいります。
皆様の世界が愛と慈しみで満ち溢れる日を夢見て尽力してゆく覚悟でございますので、皆様も諦めずに世界の平和にとって最善の方法を模索してみてください。

(2008年3月20日)





社会の中から戦争の実体験を積まれた方々の数が減少し、もはや戦争の影に対して、昔話か海を隔てた彼方の国で繰り広げられている、半ば物語かゲームのような非現実的な印象しか湧かない——そんな、戦争を知らない人々が社会の大多数を占めるこの国にとっては、今では当たり前となってしまった「見せ掛けの平和」という日常的な光景に対して、むしろ疎ましさを感じておられる方も少なくないのではないかと思います。
また、平和という言葉の持つイメージを悪用して、自らの偏向した政治的意図を覆い隠す格好の隠れ蓑として使用する団体によって、「平和」という言葉自体に胡散臭さがつきまとうようになってしまいました。
そこで、改めて原点に戻って、「平和とは一体何なのか?」について、この場をお借りして少々考えてみたいと思います。
辞書によると「戦争もなく世の中が穏やかであること・さま(大辞林より)」とされておりますが、私が思うに、平和とはその場にある存在の間で調和が取れている状態を意味するのでしょう。
調和が取れているとは、特定の秩序が保たれているということで、お互いが価値観を共有している状態と言い換えることが出来ます。
大まかな流れとしては、米ソ冷戦終結後、世界は経済成長と物質的繁栄という共通の価値観によって融合が進み、かつては戦乱と貧困に喘いでいた地域の人々も、(個々の地域差はあるにせよ)以前と比べれば現在の方が物質的に豊かになった——そう実感されている方々がかなりおられると思います。
しかし、物質に満たされるだけでは足りない何かがある……そして、必要以上の物質的欲求を追求することで、反ってネガティブな結果をもたらしてしまう——そういった行き過ぎた行動が招く好ましくない経験を通して新たな学びを得る——私たちは今、そんな、世界的に思い悩み沈滞する時期の入り口に立っていると言えるでしょう。
これまで世界を束ねてきた価値観ではうまくいかない——という結果を得たのですから、新たに世界の人々が共有できる価値観を掲げ、実践を通して理解と協力を得ていかなくてはなりません。
その、世界を束ねる新たな価値観を掲げるのは日本なのではないか——と、私は最近特に強く感じます。
世界的に日本文化に対する関心が深まり、様々な日本文化の側面に触れることによって、日本的価値観が世界中に浸透してゆくのです。
では、なぜ日本的価値観が世界を束ねる(世界で共有される)様になるといえるのでしょうか。
それは、現時点における日本に対する世界各国の関心の高まりと、戦後六十年余を経てようやく自己主張をする素振りを見せ始めた日本国民の姿を、半ば傍観者的な視点から観察していて、何となくその様な気がする——程度の予感でしかありません。
しかし、これまでの歴史を振り返ってみて、どちらかと言えば海外からもたらされた文化や情報を一方的に取り入れるだけだった日本が、今や世界各国に対して静かな、しかし押し止めようのない圧倒的な影響力を及ぼしつつある様子を見ていると、現在の日本と世界の関係がすべてを表している——と言えるような気がします。
そして、【メッセージを地上に送る理由2】を参考にすれば、世界の中でもバチカンを軸とした欧州諸国から、いち早く日本と価値観を共有する動きが明らかになるのでしょう。
基本的にはその様な方向性で、霊界からの組織的な働きかけは既に始まっております。
とはいえ、そういった霊界からの働きかけをどの様に受け止めて、どの様なリアクションを起こすのか——それは私たち、今を生きる人間の判断と行動にかかっております。
私たちにとっての平和が一体どのような状態で、それは望ましい状態なのか?
もし望ましいのであれば、その状態を導き出すには何をどの様にすればよいのか?
それらの事柄について、ご覧の皆さま各々で考えを深めていただければと思います。

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