2011年4月24日日曜日

薬害肝炎問題について(メッセージ7)

薬害肝炎の方々は大変お気の毒なのですが、政府に責任を追求する前に、何故その状況に置かれているのかをよく考えていただきたいのです。
勿論、政府にも責任が問われる問題ではありますが、自らの身に起こっている出来事は全て今までの自らの行いに起因するものなのです。
今こそ、あなた方に与えられた霊性向上に適した絶好の機会なのです。
その事を踏まえた上で、今後何を成すべきかよく考えていただきたいのです。
どうか、心の眼でもって冷静に判断するよう心がけていただきたい。
この事は全ての霊に共通して言えることなのです。

政府の認識の向上の為には、個々の人々の霊性向上が不可欠なのです。
何故なら、政府を構成、運営しているのもまた人間だからです。
国民全ての欲求を満たしてくれる便利な道具というわけでも、素晴らしい力を持った特別な存在でもなく、皆さんと同じ人間なのです。
勿論、過ちを犯す事も多々あるでしょう。
国家というものは、国民一人一人が造り上げてゆくものなのです。
国家に頼るのではなく、自分も国家を造り上げている一員なのだという意識を常に持っていただきたいのです。
そうすることで、より健全な国家が生まれ、政府の認識も向上するのです。

(2007年12月10日)





霊的視点から見た薬害肝炎問題の見方は以上の通りです。
メッセージ18でも、同様の問題をより一般的な視点から見た場合についての言及がありますので、合わせてご覧になられると良いでしょう。
なお、人間的視点から見ても、日本は法治国家であり、訴訟の目的は被害者の救済なのですから、原告団は裁判所の和解案を受け入れて、救済対象の人に対して先に救済措置を講じて、対象から漏れた人に対しては別の手段(救済法制定を訴えるなど)を取るべきでした。
裁判所の和解案を拒否して、首相に原告団の主張を丸呑みするように政治決断を迫るなど、法制度を無視した原告団の感情的な行動は、気の毒な事情を考慮しても目に余ります。
頑なに『被害者全員救済』にこだわっていては、和解案で救済されるはずの人々への救済措置も先送りされるのですから、被害者救済の為の行動とは言えなくなるのではないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿