2011年4月28日木曜日

薬害肝炎問題について2(メッセージ42)

薬害肝炎の問題について、改めましてお話させていただきたいことがございます。

被害に遭われた皆様に対しましては、本当にお気の毒なことと思います。
以前の通信でも申し上げたのでございますが、あれから時が経ち、状況が変化しつつあるようです。
被害者の方の一斉救済に向けて政府が動き出したことに関しましては、それはそれでよいことだと思われるのですが、救済を受けるにあたり、被害者の原告団の皆様に注意していただきたいことがございます。
今回の処置はかなり強引な形で強硬に推し進められましたので、今後、これらの事柄がもとで弊害が生じる恐れが出てまいります。
詳しいことに関しましては、以前の通信で法を守る意義についてご説明させていただきましたので省かせていただきますが、法というものは秩序を守る為に必要なものでございますので、それを犯すということは秩序を乱すことに繋がりかねないのです。
皆様が政府に対して責任を追及したように、皆様にも今回の事柄による責任が生じているのです。
『後のことは自分達がした事ではないから関係ない!』との言い逃れは通用しません。
皆様の行動が前例を作り、問題解決のための一つの方法として世間の皆様にさらしてしまわれたのですから。
政府の方々に責任が伴うように、皆様一人ひとりの行動や言動にも責任が伴うのです。
『そんな事言っても、こちらは命がかかっているんだ!』とおっしゃられるかもしれませんが、冷静に考えてみる必要があります。
本当に命の救済に繋がっているのですか? 本来であればもう救済を受けておられる方々もいらしたのではないですか? 皆様ご自身の自己満足に終わってしまってはいませんか?
少々厳しいことを言うようですが、意固地になられた結果、何を失ったのかを冷静に考えてみる必要があります。
表面的な事柄だけを見て『上手くいった!』と考えるのはとても危険な行為です。

それらと共に因果についても理解する必要がございます。
これも、以前の通信で詳しくお伝えいたしましたので細かい事柄に関しては省かせていただきますが、ご自身で蒔いた種を今、ご自身で刈り取っている最中なのでございます。
皆様はそれらの経験を通して、“ご自身に足りないものは何なのか”を考えてみる必要があります。
何に気付く必要があるのか? 何故こんなに苦しく辛い思いをしなければならないのか?
これらのことについて冷静に考えてみる必要があります。
他の誰かの責任ではありません。
ご自身の責任においてそれらのことが結果として生じているのです。
このことに気付く必要があります。
これらのことに気付けなければ、例え政府に保証してもらえたとしても、苦しみから抜け出すことは出来ないでしょう。

厳しいことばかり申し上げることになってしまいましたが、これらのことをよく考えた上で、本当の幸せを掴み取っていただきたいと思います。

(2007年12月26日)





これは薬害肝炎問題の進展を受けて、メッセージ7の続編として送られたメッセージです。
前回のメッセージでも、どちらかと言えば薬害肝炎被害者にとって厳しい内容であったと思いますが、今回のメッセージでは更に厳しく、特に薬害肝炎訴訟の原告団の方々に対して厳しい指摘をされております。
実際に命に係わる病気に感染してしまい、その病気の感染源が以前投与された薬品であったと言うことが分かれば、冷静さを保てずに動揺してしまう気持ちは、体験されたご本人でないとなかなか理解し辛い部分があるとは思いますが、ぜひメッセージ38などを参考に『因果律』についての理解を深めていただきたいのです。
目に見える経緯としては、政府や製薬会社の責任だけがクローズアップされてしまいますが、『命に係わる病気に感染する』という結果を招いた原因は、薬害肝炎患者の方々にも、特に目に見えない部分の影響が大きく作用していると思います。
これは薬害肝炎患者の方に限らず、病気を患っている全ての方に言えるのですが、現在病気で苦労されている方は、その経験を通して学ぶべきものがあるからこそ、その環境に置かれているのです。
そして、私たちがこの様な形で霊界からのメッセージをお伝えしているのも、まさに現在様々な悩みや苦しみを抱えておられる方々に対して、その悩みや苦しみが発生する仕組みや、それを克服するための知恵を学び、ご自身で成長への力強い一歩を踏み出していただきたいとの思いからです。
どうかその点について、私たちとともに皆さまにも考えを深めていただければと思います。

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