2011年4月28日木曜日

いつも忙しくて心休まらない方へ(メッセージ48)

『なんだか知らないけれど何時も大変だ!』や、『心休まる時が無い!』と思われている方々へお伝えしたいことがございます。

他の方に任せることが出来ず、何でもご自身で抱え込んでしまってはいませんか?
人に対して親切にするあまりに無理をしているのではありませんか?
あなたが抱え込んでおられる事柄は、本当にあなたでなければ解決出来ないものなのでしょうか?
あなたの周りには、力になっていただける方が本当にいないのでしょうか?
他の方に任せてしまってもよいものまで、ご自身だけで何とかしようと無理をしていませんか?
そのようなことを何時までも続けていては、あなた方ご自身が精根尽き果て、病に倒れてしまうのではないのでしょうか。

率先してなんでも積極的に行う姿勢や、他の方を思い、自ら荷を背負うというのはとても素晴らしい心構えですが、それらも度を越してしまいますとあなた方ご自身が疲れ果ててしまい、周りの方に辛く当たってしまう結果となります。
それでは、せっかくの親切も、相手の方にとっては不快で恩着せがましいものになってしまいます。
それに、そのように思ってしまうということは、あなた方ご自身の心の中に驕りの気持ちが芽生えている危険信号なのです。
相手の方に尽くしているにもかかわらず、感謝されることも無く、出来て当たり前のように思われることを腹立たしく思い、もっと分かって欲しいと要求するのでは何の解決にもならず、ご自身が辛い思いをするだけなのです。

あなた方々に大切なのは、もっと周りの方を信頼して、ご自身の手がまわらない事柄に関しては協力をお願いすることです。
その際、重要なのは相手の方に完璧を求めないことです。
あなた方ご自身も、全てのことを完璧にこなせるわけではないのですから。

『そんな事言ったって他の人には出来るはずが無い!』と思われる方もおられるかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか?
お任せしてみたことはありますか?
あなた方が思われるほど、周りの方々は本当に駄目で無力なのでしょうか?
それらの事柄について、もっとよく考えてみる必要があります。
もしお任せしてみて問題が生じたならば、その都度話し合い解決してゆけばよいのです。

霊的な観点から見ますと、このように何でもご自身で抱え込んでしまう行為は、他の方の学びや気付きの機会を奪ってしまう危険もあるのです。

少々頑張りが過ぎるようですので、もう少し肩の力を抜いて、気を楽にして過ごしてみても良いのではないでしょうか?
これらの事柄についてよく考えてみてください。

(2007年12月29日)





このメッセージに心当たりのある方は、恐らく『完璧主義者』もしくは『潔癖症』の方ではないでしょうか。
身のまわりの何もかもが『自分の思い通りにならないと気がすまない』――そんな方のような気がします。
そんな方にはぜひ、メッセージ16を合わせて読まれることをお勧めいたします。
あなたが『この人は何をやらせてもどうしようもない』と思われている方が、実はあなたにはない素晴らしい一面を内に秘めており、ただあなたがそれを見抜けないだけかもしれませんよ。
一見あなたは完璧に行なったと思った事でも、他の人が見たら抜け落ちている部分が幾らでも見つかるかもしれません。
その様な可能性について、考えられたことはございますか?
また、メッセージ30や、メッセージ45も、これまでのあなたの思い込みについて、改めて考えるきっかけを与えてくれるかもしれません。
人間、そして霊はそれぞれが独特の個性を持っているのですから、他の人にあなたの全てが理解できないのと同じように、あなたも他の人の全てを理解できるわけではないのです。
どうかその点について考えを深めていただきたいと思います。

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