2011年4月29日金曜日

成人される皆様へ(メッセージ53)

成人される皆様へお話したいことがございます。
よく心得ておられる方も大勢いらっしゃると思いますが、あえてお話しようと思います。

成人するということは大人の仲間入りをすることでございますが、いろいろな権利が得られるということはそれ相応の責任が伴うということについて、よく考えてみていただきたいと思います。
あなた方の先輩にあたる多くの方々を皆様の目から見た時、『責任なんて果たしてないじゃないか!』と思えるような方も確かにおられますが、そこで『みんな好き勝手にやっているじゃないか!』と考えて、同じ事をしてしまっては意味がありません。
皆様が『どうせろくでも無い!』と思っている方々と同じ行動をするということは、その“ろくでも無い大人になる”ということです。
軽蔑していながらも、皆様ご自身がその“ろくでも無い大人”として同じ事を繰り返すことになるのです。
そのことを知っておく必要があります。
そこで是非皆様には『自分はどんな大人になりたいのか?』と、冷静に考えてみていただきたいのです。
ご自身の心の声に耳を傾けてみてください。
落ち着いて静かに考える時間を設ければ、必ずご自身の心の声は聞こえてまいります。
そして、聞こえましたらその心に素直になり、実現する方法を考えてみてください。
今すぐに叶えることが出来なくても、一歩また一歩と少しずつ近づくことは可能です。
一朝一夕に叶うことはございませんが、努力を重ねることで実現してゆくのです。
そこで注意しなくてはならないのが苦難も多いということです。
皆様は今多くの経験を通して学び成長している最中なのです。
ですから、時には挫けそうになったり、逃げ出してしまいたくなったりと、いろいろな経験をされると思います。
そのような時は、是非皆様のサポ-ト役として常に力を注いでいる守護霊や補助霊に心の中で話し掛けてみてください。
そのことにより守護霊が働きかけやすくなるので、皆様にとって必要と思われる援助をしていただけます。
そこで一つ注意していただきたいのが、皆様が望む形の援助ではなく、皆様の成長の為に必要な形での援助があるということです。
それらの援助により、勇気と希望が持てるようになり、『もう少し頑張ってみようかな』と思えるようになってまいります。
これらのことについてよく考え、皆様なりの答えを導き出してみてください。

皆様が大人として充実した日々を送り、本当の幸せを感じながら暮らすことが出来ますように。
お付き合いいただきまして、まことにありがとうございました。

(2008年1月4日)





季節柄でしょうか。
年頭に当たって読者の皆さまが心掛けた方が良いと思われること、そして新成人の方々への激励とアドバイス――といったメッセージが続いております。
しかし、いずれも『お正月だから……』とか、『新成人に向けてのメッセージだから……』と単純に切り分けてしまうのではなく、ぜひご自身の立場に置き換えて考えてみて、日頃のご自身の生活を振り返ってみる、一つのきっかけにしていただければと思います。

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