2011年4月25日月曜日

埋め合わせの法則(メッセージ12)

埋め合わせの法則というものがあります。

詳しく説明させていただく前に申し上げておきたいのですが、このような表現は適切とは言い切れない部分も多々ございます。
ですが、他に適当な言葉を思い付きませんので、こう表現させていただきますことをあらかじめ御了承いただきたいのです。

さて、埋め合わせの法則というのは如何なるものなのかを申しますと、善行には成長が、悪行には停滞と繰り返しがそれぞれ存在するのですが、良いと思いつつ実は成長を阻害し停滞させる結果に至った場合、両方の事柄に対してのリアクションがあるということです。
つまり、成長もあるのですが、同じ場面を繰り返し学び直す必要も生じるということなのです。
あるいはその逆もあるでしょう。
ただ後者の場合は、悪行を行った結果、人々の成長を促していることになるので、意識して役立っている訳ではありません。
あくまでも自ら意識して役立っていることが重要なのです。
そのような場合は意識出来るようになるまで何度でも繰り返すようになるでしょう。
意識するようになった時点で進んで悪行を犯すことは無くなりますが。
前者の場合で言えば、周りの方々に対して関心を払っている心の在り方が成長として現れているのです。
ですが、結果として人々の成長を阻害するかたちになっている場合は、何度でも理解できるまで繰り返す事になるのです。
一見善行に思える事柄であっても、動機が身勝手で、相手を思いやる気持ちが伴わない場合は悪行と何ら変わりはなく、気付くまで繰り返す事になるでしょう。
成長出来ないという訳です。
勘違いしないでいただきたいのは、善行をしたからご褒美があるという訳でも無ければ、悪行を犯したから罰が当たるという訳でも無いということなのです。
あくまでも、あなた方ご自身の考え方や視点が変わることで、物事に対する捉え方が変化するということなのです。
物事の優先順位が変わると申し上げた方が、わかり易いかもしれませんね。
今あなた方が置かれている状況は、自ら選び取ったものなのだということを忘れないでいただきたいのです。
そして、その場所から一歩前に踏み出す為には、自ら考え行動し気付いていく必要があるのです。

(2007年12月13日)





埋め合わせの法則については、シルバーバーチの霊訓にも言及がありますが、シルバーバーチの言及で曖昧だった部分を補完する内容になっている点で、注目に値すると思います。





霊媒Mの通信精度向上に伴って、上記記事の内容を修正し、より詳細な説明を試みました。
【銀の紐を越えてα:霊の学舎としての物質界と因果律の作用(前編)[メッセージ修正版05.1]】
【銀の紐を越えてα:霊の学舎としての物質界と因果律の作用(後編)[メッセージ修正版05.2]】


双方の記事の内容を読み比べて頂くことによって、霊界通信の送り手が同じ情報を送っていても、霊媒の通信精度の違いが受け取る内容にどの程度の影響を及ぼしているかを感じて頂けることと思います。
現在『銀の紐を越えて』にて掲載中の『霊界からのメッセージ』のうち、「より詳細な説明が必要である」と霊界の住人の皆様が判断したメッセージについては、今後順次『銀の紐を越えてα』に修正版を掲載して参ります。

(2014年5月23日、6月1日追記)

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