2011年4月28日木曜日

スピリチュアリズムとハリウッド2(メッセージ43)

映画を製作している方々にお話したいことがございます。

近年、ハリウッドで製作された映画の業績が振るわなくなり始めております。
その原因につきましてご説明させていただきますと、今までは、ヒーローと悪役がいて善が悪を負かすというシンプルなストーリーに派手なアクションを付け加えることで、観客を楽しませ魅了することが出来ていたのでございますが、最近は観客が求めているものに変化が訪れてきております。
ごく普通のどこにでも居そうな主人公を置き、悩み苦しみながらも徐々に問題を解決してゆき、新たな一歩を踏み出すといった内容の映画のほうがヒットしているように思われませんか?
あるいは、家族愛を主軸にして描いている映画なども人気があると思われます。
不思議だと思われませんか?
皆様の求めておられるものがより身近で、より現実的なものになってきております。
実はこれは、皆様の霊性向上の表れの一つの形なのです。
皆様は今、無意識ながらも霊性向上に対しての関心が高まりつつあるのです。
そのような事情から、以前の通信でハリウッドはスピリチュアルな要素を含んだ内容の映画を製作すれば息を吹き返すとお伝えしたのです。
私どもも、霊媒の方も不慣れな為にあの時点では上手い具合に伝わらず、あのような大雑把な通信になってしまったのですが。

とはいえ、皆様にも生活というものがあり、商売として映画を製作している側面もございますし、全く娯楽という要素が含まれていなければ、それはそれは単調でつまらないものになってしまいます。
そのあたりのバランスが重要になってまいります。
皆様のなさっておられることは、あくまでも観客の皆様に楽しんでいただくことですから、慎重に考慮する必要が生じてまいります。
スピリチュアルな要素を特別に強引な形で盛り込むのではなく、人間そのもののありのままの姿を描くことで、自然にそれらの要素は含まれてまいります。
もう、屈強なヒーローが、悪を倒すだけでは人々は満足できないのです。
そこにはリアリティーが無いからです。
感情移入することが難しいのです。
悪党と呼ばれる方でも、家族にとっては良き父(母)であり、良き夫(妻)であり、良き息子(娘)であるということは十分にありうることなのです。
それらのことに気付く必要があるでしょう。

観客の方々は主人公が成長する姿を見ることで、ご自身に当てはめ、学んでいるのです。
それらのことを考慮に入れた上で、今後も映画制作に励んでいただきたいと思います。
皆様でよく考えてみてください。

(2007年12月27日)





こちらはメッセージ2の内容を、通信霊と霊媒双方の感度の向上に伴って再度詳しく説明する必要がある――との霊界の判断によって送られたメッセージです。
内容的には特に付け加える点はありませんが、映画もメディアの一部と言う意味では、メッセージ11なども合わせて読まれるとよいのではないでしょうか。

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