2011年5月15日日曜日

幸福を感じながら暮らすために(メッセージ99)

今日は、幸福を感じながら暮らすために必要な事をお話したいと思います。

不幸を感じながらお過ごしの皆様は、大抵の場合、今現在問題が発生しているわけではないのに、取り越し苦労をして不安を感じている事が多いようです。
不安となる材料が無いのであれば、自らが望む未来を見据えて、今出来る事に励めばよいのですが、まだ起きてもいない未来に対する不安に駆られて、今ある幸福を見過ごしているようです。
今という瞬間は、二度と訪れる事はありません。
折角、幸福を感じるための材料があなたの周囲を満たしているのであれば、存分に味わっておく事が今後のあなたのためになるというものでしょう。

とは申しましても、決して『脳天気になれ』と言っている訳ではございません。
もしもの時のために必要な備えはやはり大切なものですから。
ここで私どもが申し上げたいのは、過剰に反応し、必要以上に不安を感じる事には意味が無いという事なのです。
そんな事では、いつも不安に駆られてしまい、安心して過ごす事などとても出来ませんから。
常に非常時に備えているのであれば、もう心配する必要は無いではありませんか。
起きてもいない事に対する心配は、備えをするための思慮程度に止めておくのが一番です。
こうしておく事で、もし何かが起きても対処できるのですから、必要以上に心配しなくてもよいでしょう。

さて、今現在大変な境遇にあり、とても心に余裕を持つ事ができない方々も大勢おられると思いますが、そこで、そのような皆様にお聞きしたいのですが、冷静に今を見つめ、あらゆる可能性を模索してみましたか?
『とても不安でそんな余裕はない!』と思っておられるかもしれませんが、今の皆様には一番重要なことなのですよ。
大変な時こそ、一呼吸置いて冷静になる必要があるのです。
そうでないと、物事を悪い方へと考えがちになり、八方塞のような気分に陥り、どんどんご自身を追い詰めてしまう結果となってしまいます。
冷静に周囲を見渡し、対処法を考えてみる事で、必ず今の不安定な状態から脱するための糸口が見つかるはずです。
自暴自棄になってしまうと、折角幸福な未来に繋がるチャンスがあったとしても、見過ごしてしまいますので注意しましょう。
そして、全てを自分で抱え込んでしまうのではなく、相談できる人や力添えが見込める人があなたの周囲に居るのであれば、頼ってみるのも一つの方法です。
ご自身の力だけではどうにもならない場合に、力添えしていただける方にほんの一時寄りかかる事は、決して依存にはなりませんから、無理をして自分だけで解決しようとせず、たまには誰かを頼ってみましょう。
そうする事で、『どん底に居る筈なのになぜか幸福感を感じる…』と思えるだけの心の余裕が生まれるかもしれませんよ。

これらの知識が皆様のお役に立てましたならば幸いでございます。
どうもありがとうございました。

(2008年12月24日)





幸せについては、管理人にも個人的に思うところがありますので、この場をお借りして簡単にご紹介したいと思います。

よく『幸福感』や『幸せを感じる』などと言う表現を耳にしますが、幸せとは正にその人の感性の問題であり、幸せを感じられる感性を磨くのが幸せへの近道だと考えております。
幸せには特定の形や条件があるわけではなく、本人の主観に基づいた特定の心の状態を指すからです。
端から見れば羨ましがられる生活環境に見えたとしても、その中にいる当人が必ずしも幸せを感じていないという現象がしばしば見受けられる理由は、『幸せの正体』を見誤っている為に、見当違いの手段に頼って思い通りの結果を導き出せないだけなのです。

『幸せの正体』を正確に見極められれば、誰もが幸せを感じることが出来るのです。
人は皆、生まれながらに『幸せを感じる能力』を潜在的に宿しているのですから。

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