2011年5月6日金曜日

皆様はどの様な存在なのか(霊的知識の教科書:1)

皆様がどの様な存在で、何処から来て何処へ向かっているのかを、出来るだけ解り易くお話したいと思います。
その為にはまず、皆様と神様や仏様の関係についてお話しする必要があります。

『一体、神様や仏様とはどの様な存在なのか?』をご理解いただくために、まず、霊の世界は全て統括霊とその分霊が集まって構成されている事をご理解いただきたいと思います。
統括霊はその内に分霊を内包し管理しています。
そして、霊的成長に伴って内包する分霊は増えてゆきます。
何故増えるのかと言えば、分霊が統括霊として活動できるまでに霊的に成熟すると、新たに分霊を宿す事が出来る様になり、結果的に新米統括霊を内包している統括霊自身にとっても、自ら管理する分霊が増えるからなのです。
分霊の成長は統括霊の成長に直結しているのです。
このことからも分かります様に、霊界は何層にも折り重なった多重構造になっているのです。
これらをイメージしやすく例えるならば、皆様の社会における会社組織に例える事が出来ると思います。
統括霊が代表取締役社長で、分霊が社員となります。
社長が経営手腕に長けていれば社員も増え、その社員を部署ごとに振り分け、それらの社員を管理する部長や課長と言った役職が必要になってきます。
そうなる事で会社内の社員構成はより複雑になり、多くの仕事をこなせるようになってゆきます。
いずれは他の分野にも参入し、会社組織をグループ化するなど、より多くの複雑な仕事が行えるようになってゆくでしょう。
このように会社が大きく成長し社員が増えるためには、社長がどの程度成熟して柔軟性に富み、責任感を持って活動できるのか、そして全ての社員を管理するだけの力があるかどうかにかかっているのです。
社長だけでは目の届かない箇所があったとしても、代わりに補い、信頼してサポートしてくれるパートナーがいれば問題ないでしょう。
このようにして、統括霊が霊的な成熟度を高めて、より多くの分霊を管理できるようになるにつれて、分霊も更に成熟し、内包する世界は広がりを見せるのです。

さて、ここからが皆様と神様や仏様の関係の説明となります。
上でご説明した統括霊が皆様にとっての神様や仏様に当たり、その構成要素として存在するのが、皆様が生活している地球を内包している宇宙そのものなのです。
解り易く、皆様の身体を例にとってご説明いたしましょう。
皆様が神様や仏様だと仮定すると、宇宙は皆様の身体を構成する細胞の一つと言えます。
皆様の身体を沢山の細胞が集まって構成しているように、宇宙が沢山寄り集まって神様や仏様を構成しているのです。
そして、一つの細胞である宇宙は、沢山の銀河が集まった銀河団という分子によって構成され、銀河団は銀河と言う原子によって構成され、銀河は沢山の太陽系と言う素粒子によって構成されているのです。
そして、皆様が暮らしておられる地球は、その素粒子である太陽系を構成している要素の一部となります。
皆様は、神様や仏様と言う統括霊に内包された分霊の一人なのです。
ですから、いくら皆様が神様や仏様を理解しようと試みても、地球が存在する宇宙全体を理解する事もまだ難しいのですから、今の霊的成熟度合いでは知識も経験も全然足りないと言えます。
皆様が暮らしている宇宙のほかにも沢山の宇宙が存在し、そこでは多くの霊たちが皆様と同じ様に暮らしております。
そして、皆様の身体の中でも同じ様に、皆様よりほんの少し未熟な霊たちが大勢暮らしているのです。
それらの霊達にとりましては、皆様は神様同様の統括霊に当たるのです。
皆様がご自身の健康を考えずに暴飲暴食を繰り返したりしていると、当然体調は悪化し、皆様の細胞内で暮らしている霊達は大変苛酷な生活環境で暮らしてゆく事になるのです。
これらの事から考えますと、地球で暮らしておられます皆様を基点として考えた時、皆さまより成熟している霊も、未熟な霊も、果てが見えないほど大勢存在していると言えますね。

皆様も霊として初めて霊界に誕生した(統括霊から初めて分霊として分かれた)時は、その内に分霊を宿していない、純粋に一つの霊的存在だったのです。
そこから多くの経験を重ね、知識と知恵を得て分霊を宿す存在へと成長を重ねてきたのです。
そして今、皆様は(現在の皆さまにとっての)神様や仏様と言う統括霊の境涯を目指して、日々経験を積んでおります。
そして、皆様にとっての神様や仏様に当たる統括霊も、彼らから見れば更に成熟度の高い統括霊の境涯を目指して、日々精進しているのです。
それらの活動が幾重にも重なり合い、繰り返されているのです。
これら全ての霊(統括霊やその分霊)の創造主の境涯については、皆様も私どもも経験と知識不足のため、想像してみる事すらままならず、せいぜい自分にとっての統括霊の境涯を想像出来るかどうかと言ったところでしょう。
それ以上の事柄は、統括霊の境涯にまで成長してみなければ理解出来ないことなのです。
こうして皆様や私どもを含めました霊達は、常に統括霊の境涯を目指して経験を積み、日々霊的成長のために暮らしているのです。
例え肉体に宿っている間は一時的に記憶を失っていても、霊的成長を考えて自ら必要な肉体や環境を選び、その状況に身を置いて学んでいる事を忘れないようにしましょう。

ここまでの説明では、不足で中途半端だと思われる方も大勢おられると思いますが、現時点での皆様の知識や理解力を考えますと、この説明が限界であるということをご了承いただきたいと思います。
皆様の知識や経験が増すことで科学が発達し、より霊的知識に対する理解が深まり、詳細な説明が可能となった時、更なる知識がもたらされる事でしょう。

(2008年2月17日)

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