2011年5月14日土曜日

霊的に未熟な為に陥りやすい心の動き2(メッセージ96)

今日は前回のメッセージに続きまして、霊的に未熟な方が陥りやすい心の動きについて、もう一パターンご紹介したいと思います。

自らの無力さの言い訳として『悲劇のヒロイン』を装うタイプの方が存在します。
出来ない事に対する言い訳を作り上げる事で、努力することなく他者に『依存』しようとするのがこのタイプの方の特徴です。
この考えを持つ方は、自ら努力して一から作り上げる事に価値を見出していません。
哀れみを誘う事で周囲の関心を集め、そのことで自らの存在を確認すると共に、甘える対象を常に捜し求めます。
行動を起こす前から、『自力では生きてゆけない』と自ら諦めてしまっているのです。
この考え方も、自らの限界を決めつけ、今以上に成長する事を拒み続けている証拠であり、他者を貶めてしまう方々となんら変わりがありません。

何故自らの力量を決め付け、貶める結果となるような行動をとるのですか?
努力は必ず実るものなのに、行動を起こす前から諦めていたのでは、今までと何も変わらないのではありませんか?
折角、成長するためのチャンスがそこココに転がっているのに、何故自らそのチャンスを手放すような事をしてしまうのでしょうか?
これらの考え方をお持ちの方は、ご自身を冷静に振り返り、今後についてじっくりと腰を据えて考えてみる必要があるでしょう。

人は皆、手探り状態で暮らしているようなものです。
何事も経験を通してしか学び取る事はできないからです。
不安をその胸に抱き、時には立ち竦んでしまいそうになりながらも、皆自らの足で歩んでいるのです。
あなた方がどんなに拒絶したところで、いつかは乗り越えなければどうしようもなくなる時が訪れます。
追い詰められて、切羽詰った状態になってから慌てて動き出すのか、それとも、もっと余裕のある段階で動き出すのかはあなた方次第です。

あなた方には必ず、一人ひとりに守護霊がついてその生涯をサポートしているのですから、是非、勇気を持って行動に移してみていただきたいと思います。

簡単にではございましたが、今日はこれでお話を終わらせていただこうかと思います。
お付き合いくださり、まことにありがとうございました。

(2008年11月7日)





前回のメッセージでは、霊的に未熟である為に恐怖心に駆られて攻撃的になったり、虚勢を張ったり、あるいは他人の欠点を突いて足を引っ張るなどの、卑劣な行為に走ってしまう心理状態についての説明がありました。
今回は霊的に未熟である為に陥りやすいもう一つの側面として、自らを悲劇のヒロインと思い込むことで、目の前の困難からの逃避の言い訳とする心理状態の説明となります。
これらの心理状態は、人によって程度の多少はあっても、誰もが一度は経験があるのではないでしょうか。

ここで是非とも抑えておきたい点は、その様な自身の未熟さを認識して、未熟さの原因である知識の不足を解消すること、物事に対する理解を確信に深めてゆくことこそ、私たちが人間として地上界で生きる意味なのだと言うことです。
未知への恐怖に怯えているのは貴方だけではありません。
ですが、未知への恐怖心と同時に、未知への好奇心も宿っております。
貴方の中の好奇心を育てることで、未知への恐怖心を和らげることが出来るのです。

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