2011年5月17日火曜日

老いることについて(メッセージ100)

今日は、老いることについてお話させていただこうかと思っております。

『老いる』と申しますと、ネガティブな印象を持たれる方が大勢おられるようですが、霊的な側面を観察いたしますと、それ程、悲観するようなものではない事が分かります。
例えば、新陳代謝が悪くなることについて、霊的な側面から考えてみますと、皆様の身体を構成している細胞に宿る霊が成熟した結果、寿命が延びていると言えるのです。
皆様にとりましては、なかなか細胞が生まれ変わることなく、身体機能が低下してゆくように思われるかもしれませんが、決して機能が衰えているわけではなく、細胞の生まれ変わるサイクルが長くなっているだけの事なのです。
時間がかかるようにはなるのですが、若い頃と同じ様にきちんと機能しているのです。
ただ、その成果が現れるまでに時間がかかるようになってしまったために、『衰えてしまった』と、皆様が勘違いをしているだけなのです。

物質は、そこに宿る霊の成熟度合いで寿命が変わってまいります。
基本的には、徐々に霊的に成熟し、寿命が長くなってゆきます。
ですが、ここで勘違いしないでいただきたいのが、『ご高齢の方が必ずしも若者よりも霊的に成熟していると言うわけではない』ということなのです。
あくまでも、あなた方個々人の身体に限定した場合にのみ、あてはあまる事でございますのでお間違えの無いようにお願いいたします。
人は皆、学ぶ目的や持ち合わせた資質、暮らしておられる環境などが異なりますので、他者と比べて考える事はできないものなのです。

実際に、身体に損傷があり機能が低下している場合もございます。
ですから、いつもと違うとお思いになられましたならば、無理をせず、きちんと医師の診断を仰いだ方が良い場合もございますので、その時々の具合で臨機応変に対応していただきたいと思います。

簡単にではございますが、『老い』の霊的な意味合いについてお話させていただきました。
これらの知識が皆様の成長の糧としてお役に立てましたならば幸いでございます。
お付き合いくださり、まことにありがとうございました。


* * * * *


さて、今後の活動についてのご報告を、メッセージと合わせましてお話させていただきたいと思います。

ただいま、霊的知識を普及する活動が、あまり活発に成されておりません。
その理由と致しましては、日本国内に対する働きかけが早急に必要である為に、そちらの活動を優先的にさせていただいているという事情がございます。
今の日本がどの様な選択をするのか、世界の中にあっての日本のこれからの方向性を決める大事に時期に差しかかっているという事は、皆様にもよくお分かりになっている事でしょう。
『これからの日本がどの様な決断を下して行くのか』という事は、世界に対しても大きな影響を与える結果となります。
ですから、そちらの活動にしばらくの間集中させていただきたいと思っております。
より深い知識を望んでおられる皆様には、大変ご迷惑をおかけする事になってしまいますが、これらの活動も、霊的知識の普及と全く関わりが無い事ではございません。
バチカンの拠点が開かれましたヨーロッパ諸国におきましては、今しばらく混乱状態が続く事になりますが、その後、ある程度混乱が治まったところで、日本がどの様にヨーロッパ諸国とお付き合いしてゆくようになるのかという問題は大変重要な事でありますから、そのための準備に力を注いでゆこうと思っております。
これらの事情を良くご理解いただいた上で、今後も末永くお付き合いいただけましたなら、私どもと致しましても大変に嬉しく思います。

皆様が、常に心穏やかに過ごす事ができますように。
いつでも私どもは皆様を見守っております。
お付き合いくださり、まことにありがとうございました。

(2009年1月14日)





上記メッセージにもあります様に、霊的成長を求める方に向けて霊的知識をお伝えする活動が、ここに来て停滞しております。
一方、これまでは『Silvercord番外編』としてまとめられていた、特定の名を名乗る霊からのメッセージや、日本のパワースポットを取り扱ったメッセージの比重が高まっております。
そればかりでなく、霊界の住人の要請に応じて私たち(霊媒Mと管理人)が仲介し、現在地上界で生活をされている特定の方へ向けて直接メッセージを送る——といった試みも始められております。
以前(メッセージ33)や(メッセージ44)でも取り上げております様に、現在私たちと活動を共にしている霊団が担っている本来の役割は『バチカンの拠点開放に伴う霊的知識の普及活動』なのですが、何故今急に方針転換の表明があったのか、少々不可解な気がします。
ですが、それは今後霊界から私たちに対してどの様な働きかけがあり、それによって物事がどの様に展開していくのかをつぶさに観察することにより、今の私たちには知るよしのない霊界の住人の意図を理解したいと思います。

いずれにせよ、以上の理由から『霊界からのメッセージ』はメッセージ100を以て一区切りとさせて頂きたいと思います。

なお、私たちは昨年より定期的に降霊会を行っており、現時点ではWeb上での公開を差し控えているものの、大変興味深い様々な情報を得ております。
なぜ公開を差し控えているかと申しますと、霊界側からの要請や、取り扱いに気をつけないと読者の皆様に誤解を与える可能性があると考える情報が含まれているからです。
しかし、その様な情報についても、折りを見て少しずつ公開の方向で調整していきたいと思いますので、今しばらくお待ち下さい。

3 件のコメント:

  1. 「老い」は悪いことではない、ということですが、「痴呆症」は、霊的に見てどのように捉えたらいいのでしょうか。脳が正常な判断を出来なければ、その個人が霊的に進化発展を目指すことも出来なくなると思われます。

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    1. 匿名様

      いわゆる「痴呆症」とは、霊と脳の間の情報交換が上手く行かないので、霊が指示した通りに肉体が反応しない状態を指します。
      そして、実際に判断をするのは霊の側で、脳は霊と肉体を繋ぐインターフェースに過ぎないのですが、「痴呆症」になった人自身の視点から見ると、「痴呆症」は成長の停滞している状態となります。
      人間に宿る霊が、現在の肉体とこれ以上繋がっていても成長が見込めない場合は、その霊が今の肉体から離れようとしますので、「痴呆症」の状態になると比較的早めに亡くなります。
      しかし、人によっては「痴呆症」になってから長期間生きつづける方もいるのですが、そうなってしまう理由の一つとして、「痴呆症」になってしまった方の因果により、その様な経験が必要となる場合があります。
      「痴呆症」になってしまわない様に予防する方法はあるのですが、そういった予防の必要性を学ばなくてはならない人の場合は、「痴呆症」の状態に長く置かれることにより、自分の思い通りに身体が動かない不自由な経験から、「痴呆症」予防の必要性を学びます。
      もう一つの場合は、「痴呆症」になってしまった人自身ではなく、その人の周りで世話をする人達にとっての学びとなる為に、敢えてその様な状態に置かれている場合もあります。
      そちらの場合は、「痴呆症」の人が敢えてその状態に留まり、周囲で世話をする人にとっての学びの場を提供する協力者の立場になります。

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  2. ご返信ありがとうございました。できれば痴呆症にはなるべく関わりたくないと思ってしまうのですが、時と場合により学びの経験の為に必要なこともあるのですね。参考にさせていただきます。

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